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2015/12/02//Wed.
1134「映画 サンローラン」
この4-5年の間にイヴ・サンローランの映画が3本続いてますがー
今回の映画「Saint Laurent サンローラン」は1967年からの激動の10年間を描いた作品。
映像は美しいのですが、ちょっとダークな内容でございますー
亡くなってなければこの内容はNGだったでしょう...

戦争体験からのストレスで精神病院へ、その記憶からくる鬱やドラッグ中毒。
ナイトクラブ全盛の時代ということもあり、
そこから偉大なカルチャーが生まれましたが、その反面堕落していく者も。
愛人との悦楽とドラッグに溺れ、デザインどころじゃない状態に...
公私共にパートナーであったピエール・ベルジェや友人の支えがなかったら、どうなっていたことか...

アンディ・ウォーホルとのエピソードも出てきますが、
世界中から注目される才能と繊細さが招く苦悩そして時代という様々な共通点があったんだろうと感じました。
サンローランにゆかりがある人達との出会いや、名シーンなども盛り込んであり
そうだったんだーと納得させて頂きました。

今に通ずるプレタポルテやストリートカルチャーそして音楽が生まれた60-70年代。
ちょっとスキャンダラスではありますが、
サンローランを知るいいキッカケにもなるので是非ご覧下さいー

映画「サンローラン」12月4日金曜〜 TOHOシネマズ シャンテ他全国順次公開


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サンローラン関連リンク
960「VOGUE meets ISETAN! & 映画 イヴ・サンローラン 試写会」
875「Yves Saint Laurent Fall 2010 Campaign, Daria Werbowy by Inez & Vinoodh」

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2015/03/11//Wed.
1328「映画 ディオールと私 ~ Dior & I ~」
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先週の話になりますが、
映画「Dior & I デイオールと私」の試写会へ行ってきました。

この映画は「Raf Simons ラフ・シモンズ」が、
メゾン「Christian Dior クリスチャン ディオール」突然のデザイナー就任、
初コレクションが未経験のオートクチュール、
そしてデザインからショーまで8週間しかないという、
めまぐるしい日々を描いた作品。



メンズ界では名の通ったラフ・シモンズ。
以前ジル・サンダーでのレディース部門を成功させた経緯はあれど、
ディオールというビックなクチューメゾンというプレッシャー、
さらに追い討ちをかけるように少ない日数でのオートクチュール発表。
イラダチを隠しきれない彼の葛藤。

そこで頼もしいのが何十年もディオールで働いてきた優秀な職人たち。
彼女たちは何人もの歴代デザイナーに鍛えられ乗り越えてきたわけで、
それぞれの感覚の違いを把握するのは大変でしょうが、
どっしりと彼をサポートそして誘導しています。

ナイーブな彼を見ていられないような場面も多々ありますが、
こうして現在の姿があるので、一安心しながら拝見しました。
亡きムッシュ・ディオールの語りとともに...

そんな彼のデビュー作。Fall 2012 Haute Couture
歴史を背負いつつ革新的でクリーンなデザイン。
ファーストルックはブラックのパンツスーツ、
どうしても転写させたかった「Sterling Ruby スターリング・ルビー」の作品、
ドレスにパンツを合わせるスタイリング、
そして会場選びまで、彼らしいこだわりを感じます。

1mmでシルエットが変わる世界...
少ない日数で54体という数...
初クチュールとは思えない完璧なコレクション。


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ここまで見せるか!が面白いドキュメンタリー映画。
監督は「ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ」や
日本未公開の「Valentino The Last Emperor」
を手がけたフレデリック・チェン。
どちらも観ましたが、とてもファッションへのリスペクトを感じる作り。
シニカルな視点でのファッションドキュメンタリーも面白いけど、
今作もヴァレンティノ同様、涙なしでは観れません。
是非劇場でご覧下さい~

224「20世紀ファッションを創りあげた伝説の元ヴォーグ編集長のドキュメンタリー映画『ダイアナ・ヴリーランド』」
608「Valentino The Last Emperor」


3月14日・土曜より Bunkamura ル・シネマ、川崎チネチッタ、千葉劇場
全国公開の日程は コチラ からー

Christian-Dior-Raf-Simons-8.jpg


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2013/12/23//Mon.
1279「Crazy Horse Paris ft. 『Fire by Louboutin』」
スイマセン...PCが体調不良のため遅れてしまいましたが
現在公開中の映画「Fire by Louboutin ファイア by ルブタン」の試写会に
だいぶ前に行ってました...



先日表参道に待望の路面店もできた「Christian Louboutin クリスチャン ルブタン
そんなルブタンが舞台やシューズを手がけてることでも有名な、
パリのナイトクラブ「Crazy Horse Paris クレイジーホース パリ
この作品はその伝説のナイトショー「Fire」を映画化したもの。

12のテーマにわかれた妖艶なダンスやインタビュー、
引き立てるのはルブタンによる、彼女たちのためのシューズ。
テンポが良くシーンもわかれてるので、あっという間の80分
もっとフェティッシュ要素が強いのかと思いきや、とてもスタイリッシュ
彼女たちのダンサーとしての潔さやプライドに、とてもパワーを貰った感じで
清々しかったというのが率直な感想。あとプリンプリンヒップ♪

もちろん美しいルブタンシューズにもため息... デヴィッド・リンチとの究極のシューズも登場
3年前のインタビューを思い出します。
ブランドイメージや独特の世界観のことをたっぷり聞かせて頂きました
048「クリスチャン・ルブタン氏にインタビュー&パーティー」

試写後には湯山玲子さんによるトークショー
本場のクレイジーホースのユニークな裏話など。
ダンサーの彼女たちは整列をしたりするので、
身長や体型だけでなくバストトップの位置まで規定があるんだとか...
美人で実力があっても、厳しい審査があるんでございます。

そして会場では美味しいお酒も振る舞われました
ルブタンともコラボしたことがあるシャンパン パイパー エドシック
そして日本酒 大甲賀 純米 しぼりたて一番
私は日本酒をなみなみとゴックン致しました〜美味しかった〜(結局それかい)

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12/21〜 全国公開しております〜 2D と 3D があるのでご注意下さい
ファッション寄りな映画としては 上映館 が多いので是非ご覧下さいませ〜
パンフレットも美しいです〜

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2013/09/25//Wed.
1262「ミシェル・ゴンドリー最新作、ムード・インディゴ ~うたかたの日々~」
8月末になりますが、試写会に行ってきたのでご紹介。
ミシェル・ゴンドリーの最新作「ムード・インディゴ ~うたかたの日々~
公開は 10月5日 (土) 〜 新宿バルト9、渋谷シネマライズ、横浜ブルク13 ほか順次全国公開。コチラ




フランスの作家ポリス・ヴィアンの青春小説を、
「エターナル・サンシャイン」「恋愛睡眠のすすめ」のミシェル・ゴンドリーが映像化。
日本では岡崎京子の漫画でも有名だそうです〜
私はゴンドリーファンという以外全く内容を知らなかったので、フラットな気持ちで鑑賞。
原作や漫画への感情移入やリスペクト、それの有無でだいぶ変わりますからねぇ

書ける範囲の内容は〜
舞台はパリ。資産家で繊細な性格のコランと心も容姿も美しいクロエが出会い、周りにも祝福され結婚。
そのまま幸せな生活が続いていくはずが... クロエが肺に睡蓮が入り込んでしまうという奇病にかかってしまい...
そしてそんな2人の周りには、奇妙で人情味がある友人やネズミがいつも力になってくれて。
これから2人はどうなってしまうのか...
という幸せと切ない内容が、ミシェル・ゴンドリーらしい手作業な映像でテンポ良く流れていきます。
ご本人も重要な役で登場〜

映像が可愛すぎてというか、あまりにもゴンドリー節がオンパレードで
正直内容が心に入ってこなかったので、次に見た時にやっと感動するかな?と思いました。
パリの町並みにインテリア、ドレスにヘアメイクもとってもオシャレで
ファッション的にも◎な映画となっております。

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試写会では湯山玲子さんのトークショーもあり
この映画の台詞は原作に忠実という話から、結婚の理想と現実!という話まで
こちらもテンポ良くトークは進んでいきました〜面白かった
ちなみに VOGUE でも 湯山さんの恋愛格言動画 が見れます。質問も答えもウケます。


ミシェル・ゴンドリーといえば、やっぱり PV (Music Video) !!
時間を巻き戻し繰り返すオハコ芸、小学生の工作のようなちょっとマヌケな世界観
ファンタジーや夢だけど、現実離れしすぎない人間ぽさ。そしてブラック
名作はキリがないけど、最後の Radiohead の PV は今回の映画に通じる切なさに通じます...
止まらぬ深夜の YouTube

All Directed by Michel Gondry

Daft Punk - Around The World


Björk - Crystalline


The Chemical Brothers - Let Forever Be



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2012/01/14//Sat.
1100「人生はビギナーズ 試写会」
12日・木曜
関東では2月4日から公開される映画「人生はビギナーズ」の試写会へ、佐久間ちゃんと行ってきました☆
監督・脚本はあの マイク・ミルズ (Mike Mills) だし、
衣装は「Band of Outsiders バンド・オブ・アウトサイダーズ」の
スコット・スタンベルグ (Scott Sternberg) が担当とのことで
ストーリーは勿論、ファッション的にも期待しつつ~


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妻に先立たれガンを告知された75歳の父親からの「私はゲイだ。」というまさかのカミングアウト!?
とても衝撃的なマイク・ミルズの実話なんですが、終始和やかで暖かくストーリーは進んでいきます。
闘病しながら第二の人生を子供のように楽しむ父親、
知り合ったフランス人女優との繊細な恋愛、いつも一緒にいる愛犬。

その愛犬の演技力にも注目ですが、
私が好きだったのは相手役の女優メラニー・ロランの可愛い表情とファッション
亡くなった母親役のメアリー・ペイジ・ケラーのプッツン演技にずっと半笑いしてました
ユアン・マクレガー久々に見たけど、疲れた感じが良かったです
老若男女どんな人が観ても心暖まる作品だと思うので、是非みなさまご覧下さい~

人生はビギナーズ
関東では2月4日土曜~公開
東京は新宿バルト9、日比谷TOHOシネマズシャンテ
神奈川は横浜ブルク13、川崎チネチッタ

関西では2月18日土曜~公開
大阪は梅田ガーデンシネマ、兵庫はシネ・リーブル神戸、京都は京都シネマ
その他の公開情報は コチラ で!


マイク・ミルズの手がけた作品といえば、グラフィックやミュージックビデオなど
誰もが目にしたことがある代表作が多いですよね~
ソフィア・コッポラと並び、90年代の LA系ストリートカルチャーアートの代表選手
う~ん、懐かしいねっ

左・X-Girl (1994) 右・Cibo Matto - Viva! La Woman (1995)
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左・Air - Playground Love (2000) 右・Sonic Youth - Washing Machine (1995)
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Patterns and Graphics for Marc Jacobs (1996)
mike-mills-marc-jacobs-4.jpg





そんなこんなで気づけば渋谷のホットスポット「山家」
佐久間ちゃんとは久々だったので、濃いめの緑茶ハイに泥酔コース☆
山家の後には佐久間ちゃんの行きつけへ行って、朝まで調子にのっちゃいました~ありがとう★
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Fubuki

Author:Fubuki
中川吹雪
Fubuki Nakagawa

Birth・'76 1/23
東京都出身 川崎市在住

他人に厳しく
自分に甘い、代表です

フリーアクセサリーデザイナー
というより
裏フリージャーナリスト

言わずと知れた FUBLOG です

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